2000年からリモートワーク(二拠点居住)していた音楽家「TEI TOWA」

TOWA TEI 94 14  20TH ANNIV  TOKYO JAPAN|Warner Music Japan

最近になってから「リモートワーク」という単語をよく聞くようになりましたね。これは、「ノマドワーク」とか「クラウドワーク」、「在宅ワーク」とかそういった部分も似たような言葉で、総務省的には「テレワーク」と言いたいそうな。

ちなみにですけど、テレワークの定義というのは「ITを活用して、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」だそうで、「週8時間以上」そういった作業をしている人はテレワーカー扱いだそうで、H24年の統計によれば国内ワーカーの21.3%はテレワーク人口とのこと(ちょこっとまとめてみました)。

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そうなると、5人に1人がテレワーカーなわけですが、基本的に、あまり社内にいない営業職の会社員がわりと占めているのではないかと思っています。とはいえ、下図のようにいろいろな職業におけるテレワーカーはいるはずです。ちなみに、ぼくは「編集者」「ライター」「リサーチャー」として仕事をさせてもらうことが多め。

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で、ここにある「音楽家」で、実は2000年からリモートワーク(ぼくはこちらの言葉のほうが好きなのと、あくまこれは日本で生まれた造語で、海外ではremote workのほうが主流に見えるので、以後リモートワークで)をしているTEI TOWAさんについて書いておこうと思います。

 

2000年から軽井沢との二拠点居住をはじめたTEI TOWAさん

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hug.inc より

1990年に「Dee-Lite」メンバーとして全米デビューし、その後の活動拠点として日本へと移したTEI TOWA(テイ・トウワ)さん。2014年にソロデビュー20周年を迎え、最近では「METAFIVE」メンバーとしても未だ現役で活動を続けています。

さて、彼のリモートワークの様子については、2014年9月14日の「バカリズムのオールナイトGOLD」にゲスト出演したときにお話がありました。

2000年、東京を拠点に活動をしていたTEIさんは、軽井沢に引っ越しました。当時35歳。職業的に機械を扱う作業も多く、それなら都内でなくてもできると感じていたそう。作曲やDJに関してはノートブックでできる時代にすでにあったとか。ちょうどADSLの回線が通るよ、というタイミングもあり、好きな温泉もある軽井沢へ。

軽井沢の自宅に作業場をつくり、データのやり取りで済む「制作」はリモートワークで、空いてる時間は温泉に浸かりに行っているとか。収録やライブなどの「営業」があるときは、週末などを使って新幹線で東京へ。比率でいえば、軽井沢>東京という感じみたいです。一応、都内にも寝泊まりする家もあるそう。

 

芸人のバカリズムさんも理想とする生活

TOWA TEI
TOWA TEI より

今、ふつふつと「軽井沢⇄東京の二拠点生活」みたいな盛り上がりを見せている気はしますが、どんなことにもやはり先駆者というのはいて、TEIさんはその一人だったんですね。そして、単純に「温泉が好き」という理由で、変に打算的なビジネスライクなリモートワーク(および二拠点)ではなく、自然体な感じがすてきです。

当時は、実は「吉本興業」に所属していたこともあって(社員からの見られ方が)大変だった、というちょっとした裏話もあり、あの時代のほうが壁があったに違いないと思うなか、よくかたちにしたよなぁ、と感銘を受けます。

「元々は美大出身でデザインをやっていた」「今の活動の拠点は温泉」など、そのラジオ番組内には、仕事や働き方を考えるようなフレーズも多く散りばめられており、考えることも多かったです。

番組パーソナリティである、芸人のバカリズムさんも「理想的な生活をしている先輩」としてTEIさんを挙げています。ネタや脚本を書いたりする作業は都外で、レギューラー番組などをまとめ撮りするかたちでの収録を都内で、という働き方がしたいと触れていました。

あれだけ世間的に注目される「仕事」をしている人でも、生活はもちろん「働き方」を気にしている人は多いのだなぁ、と感じたオールナイトニッポンでした。そして「新しい働き方」という言葉が蔓延するなか、単語に振り回されてしまうのはどうなのか、だれにとっての「新しい」なのかに向き合うフェーズに入ってるのではないか、そう感じます。

 

リモートワーカーがつくる3曲を選びました

TEさんの考え方、やわらかいしゃべり方はいいよなぁ、と個人的に感じるのですが、そういった雰囲気がわかる「#72 オトナの!」の映像はおすすめです。ということで、少し長ったらしくなりましたが、TEI TOWAさんの曲をいくつか並べてのお別れでございます。

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memo / YMO「テクノポリス」

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