「九州変態会議」「移住フェス」などを経て、いま思うこと

30日、31日は東京にきておりまして、「移住」を主なテーマにしながら動き回っていました。たくさんの出会いがあって、それは初対面も再会もあってで、よい週末を過ごせた気がします。

さてさて、順を追いますと、30日は「九州変態会議」というイベントへ足を運びました。以前も少し触れた「みんなの移住計画」のなかの「〇〇移住計画」を九州で展開するメンバーが集まったこちらの会。

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すこし整理しますと、今既に「〇〇移住計画」が動いている九州勢は、福岡にはじまり、佐賀、大分、鹿児島、宮崎です。熊本も今動き出してるようですね。長崎は水面下で情報がまだ入ってきていないですが、沖縄はもしかしたら動くのかなぁ、という状況です。

現地から都内からと、九州の各県に縁のある参加者が集ったわけですが、すでにプレーヤーとなって動いている・動こうとしている人たちばかりで、自己紹介だけでも1時間近く経過した熱量のある場。ちょっと歓談を挟んでの、メイントークの会議へ、という流れだったのですが、ぼくは途中退出でメイントークに触れれずでした…。悔しいなぁ。

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とはいえ、お会いしようしようと思っていてお会いできていなかった「福岡移住計画」の須賀さんや、上毛町ワーキングステイ2015でお世話になった西塔さん、そして、おなじく沖縄から参加していたルーツの野中さんなど、多少なりとも話ができてよかったです。

各移住計画のこれからがどうなるのかはもちろんですが、どのように移住計画が発生したか、「居・職・住」をどの順番で、どう整えていくのか、といった戦略部分等の話をツッコんで聞けなかったのが残念でしたが、それはまたの機会にアプローチできればと思います。

ひとつ、ぶっちゃけ思ったのは、沖縄は九州じゃあらず、ということ。地理的な要素も含め、空気感がやっぱり違いますね。「みんなの移住計画」は、京都と福岡が各拠点となっているのですが、九州勢は福岡の流れ、沖縄はおそらく京都の流れを汲むことになりそうで、どっちの良し悪しとかではなく、色の出し方は変わるのだろうなぁと感じました。

 

そして、31日は「移住フェス」に顔を出してきました。先日とおなじように、鹿児島や宮崎、佐賀の移住計画メンバーが参加しつつ、信州移住計画の山田さんもいらっしゃいました。

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このイベントでは「自分らしいライフスタイルをつくる」「生きたい場所で生きる」という文脈で「移住」を扱っていたようで、移住者を受入れる側の「〇〇移住計画」だけでなく、いろんな地域に足を踏み入れてるプレーヤー、その記録・発信を行っているメディア関係者、そして、地域とつながるための場づくりを都内で行っているプレーヤーがゲストとして参加。

「移住ってなんだろうね」とか「移住ってそのやり方もあるのか」みたいな選択肢を増やしていくという意味では、多角的に移住を捉えることができ、興味関心が似通った人たちがこの場でつながり、今後の動きにつながるかもしれない種まきがされたのかなぁ、という場だった気がします。

すこし違和感があったことは、「〇〇移住計画」の基本となる考え方と、各移住計画の独自の考え方が、プレゼンの中でごっちゃになっていたこと。「生きたい場所で生きる」とか「居・職・住」の概念などは、おそらく移住計画共通であって、鹿児島が宮崎がという特別なわけじゃないはずんですよ。逆に「3℃変えるだけでいい」とか「Y(嫁)ターンを広める」みたいな流れは、独自だったんじゃないかと思いました。

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個人的には、かねがね噂を聞いていた(&ネットで情報を追っかけていた)お初となる「信州移住計画」の山田さん(むっちゃプレゼン巧くて、勉強になりました)や、「おへマガ」の園原さんにお会いできたのはありがたく、「たからさがし。」の宮ヶ原さんと再会できたのはうれしかったです。そうやって、つながるとうれしい人がその場に一人でもいれば、内容に関わらず満足できちゃうもんだな、と再実感。

 

「移住フェス」の後は、まさかのツナグム京都移住計画)のタナカさんと園原さんと飲みの流れに。東京にきてまでオリオンビール飲むのか…と思ったんですけど、沖縄料理屋に入ってもろもろトーク。30、31日のイベントの情報共有から、近況報告まで、短い時間でギュッと話したもんだなぁ、と濃い時間でした。

話のなかで印象的だったのは、ざっくりではありますけど、「商店街」というフィールドは「働き方」「コミュニティ」のような切口からアプローチできると見せ方変えらるよね、現場と学術的論理をどう合わせるか大事だよね、ってことが一つ。それと、おヘマガのようなローカルメディアが、全国をカバーするようなメディアとどのように連携・提携できるといいんだろうね、ってのが二つ目。

あとは、プレーヤーがライター(発信者)である意味、京都式と東京式の場づくりの意識の違い、県内プレーヤー同士がどのようにつながり手を組めるか、みたいに三つ四つ五つ目と話が展開していっておもしろかったです。

なんと言いますか、このOTTOブログでも扱っていこうとしている「移住」「働き方」「商店街」ってのは、突き詰めていくと「おもしろい人が集まる場所をつくって、いろいろと視点を共有しながら、お酒を一緒に飲む」ことに向かってる気がするんですよね。その場は、現在を分析・研磨しながら、それぞれ自分が進んでみたい未来をかたちづくるためにある、というか。

少なくとも、タナカさん、園原さんとの飲みの場はそんな空気感が漂っていたかも、と思うんです。新幹線にギリギリに乗り込もうとするお二人を見送って、解散しました。たいていこういうタイプは、さらっと別れて、次もさらっとお会いできるような人たち。また、京都か岐阜か、東京、沖縄で、お願いします。

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そして、連泊させてもらっている江口さんのおうちへ。昨日から国内外における「ジャーナリズム」や「シビックエコノミー」、「ウェブ編集」などの考え方についてのお話だったり、それを扱うメディアの動き、さらに関連した書籍情報等をいろいろと紹介してもらい、いまつくろうとしている「焦点街」であったり、沖縄の拠点となっている水上家の展開方法についてのヒントが掴めた気がします。

江口さんは「終わりのデザイン」を研究テーマの一つとしています。物事の“始め方”についての議論だけでなく、どのように終わらせるか(そこに携わった人の関係性や、つくられたものの価値を引き継ぎながら)という長期的設計をした“終わり方”は、今後の論点としても興味深いです。

これを「移住」の話に切り替えてみると「移住をきっかけに、どのように今いる地域を離れていくのか」「良好な関係性を残しつついつでもおかえりと言ってもらえる仕組みや、移住者側と地域側の意識はどうあるといいのか」みたいな話にもつながってきて、“その先”をどの見据えるかどうかは、必要不可欠な観点なわけですよね。

「その人がいなければ、その場がなりたたない」みたいな状況を抱えている。それが企業であれば組織論的な話にもなってくるでしょうね。また、場づくりにおけるファシリテーターがどのように自分を場から離していき、よい意味で存在を消し去るかっていう議論にもつながります。個人軸でいえば、単純に、どのような死を迎えるか、という死生観についての話でもあって、公私ともに「終わりのデザイン」の需要は高まってくる気がしました。

いやー、ほんと大きな背中です。

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と、いろいろと考えることあった2日間。なんとなく決めていた自分の方向性が、これでよさそうだな、と思えるくらいの情報を摂取できて、背中を押されるように固まり、具体的な動き方も見え、2016年がますます楽しみになってきました。ちょっと、まだまだやれてないこともあり反省の日々ではありますが、一歩一歩やれることから積み重ねてみます。

2月は、秋田、鳥取とまた移動があるので、いろいろと学んでこようと思います。お世話になったみなさま、ありがとうございました。また、話したかったけど悔しくも話せなかったみなさま、次を楽しみにしております。

(いやぁ、すごいだらだらと書いちゃったなこれ。だけど日記ってそんなもんだよなぁ。基本、雑多感ある)

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