8時だョ!全員集合できる?

ぼくは伊平屋島(沖縄)というド田舎で育ちました。それから、東京生活を味わっています。

あたり前でしょ? とつっこまれるのを覚悟で言うんですが、都会といなかは違います。なにが違うって、時間の過ごし方、時間の感じ方でしょうか。1日は同じ24時間なのに不思議ですよねぇ。

 

小豆島に3ヶ月ほど滞在していたことがあります。そのとき同世代で「地域おこし協力隊」で活動する向井くんと出会いました。彼は奈良出身で、大学から京都、そして今は小豆島という土地遍歴を持っています。

cf. / 小さな社会実験場

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冬の、小豆島の海はおだやかすぎて、時間の感覚を忘れちゃいそうでした

 

で、ですね、彼とこんな話をしました。「18時に日本全国にいるみんな、なにしてんだろうね?」と。まだ仕事している人もいれば、もうお酒を飲みはじめてる人もいるし、家族と食卓を囲んでいる人もいて、ほんとさまざま。

たいてい18時は、都会の人からすれば“まだまだこれからだ!”という序の口の時間帯ですよね。反対に、いなかの人からすれば、もうまったりしてる時間だったりすることが多いです。そう、いなかは夜がしとしと長いんですよね。

日曜日の18時でさえ、ちゃんと家にいれて「ちびまる子ちゃん」を観れる人はどのくらいいるんでしょうか。

 

自分の東京時代を振り返ってみました。そもそも仕事が21時過ぎに終わります。それでそのままカフェでも行って作業をして、終電で帰るのがあたり前でした。これがあたり前だなんて、ちょっと悲しいですよね。時間に追われまくっていて。うまくは言えないですが、地元では時間を追うというか、ちゃんと時間と一緒に過ごせている感覚がありました。

小豆島にいるときは、18時にはもう仕事は一応終えていて、自分が好きなことだったり、みんなでご飯を食べる準備をしていたり、のんびりできていた気がします。

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冬の、小豆島の18時は、やっぱり真っ暗でした。その手前に、かかさず海辺で1枚ぱしゃり

 

だから考え直したんですよね。なるべく、はたらかないようにしようと。時間帯を指定して「ここは家にいよう」とか「ここはだれかと過ごそう」とか、はたらく時間よりもくらしの時間を優先したいなと。

くらしに標準を合わせて、逆算してはたらく。そっちのほうが、1日がちょっと長くなって気持ちいいんですよね。仕事のこなし方に頭を使うようになって、前より効率もよくなれた気もします(そんな気がするだけは恐いですけどね。)

あるいは、はたらく環境そのものを一度疑ってみて、調整してみるのもひとつの手だと思います。場合によっては、転職の選択肢もでてくるかもしれません。

 

(これまで)自分がある時間になにをしてるか振り返ることと、そして(これから)自分がその時間になにをしていたいか見直してみること。それが自分のくらしのリハビリになりますし、大切にしたいことです。

「この時間には、この場所で、これをしてたいなぁ」というくらしの像を描いてから、はたらき方をむむむと整えて、仕事選んでいく。仕事のためにくらしがあるのでなく、仕事はあくまでくらしの一部として。自分のくらしをつくるために、汗をかけたほうがいいですよね。

 

小豆島で向井くんと話したのは“18時”という時間について。ただいっても、18時はあくせくする、けっこー大変な時間。それなので、“20時”がひとつの基準にしやすい気がします。

かつて『8時だョ!全員集合!』という超絶人気番組がありました。ゴールデンタイムですが、当時は家族みんなが集まって、一緒にテレビを観るなんてなごやかな時間があったんでしょうね。

ただ今はどうなんでしょう。20時に全員集合できるの? 時代とか社会のせいだ、という理由でそれできなくなったとしたらほんと寂しいことです。

 

ぼく思うんです。20時を大切にできる人が増えれば、日本はもっともっと楽しい国になるんじゃないかって。OTTOとしては、30才で、子どもと一緒にご飯を食べている20時にしようと決めています。そこめざして、今から準備を”いろいろ”がんばります。

20時になにをしてる? ほんとはなにをしていたい? たまに、ふと我に返る「ちゃんと、くらそうよ」スイッチが入るんですよね。みんなもどっかしらに付いてるスイッチだと思うんだけどなぁ。オンになるのはいつだろ。

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